背信の歴史と決別するかのように、水の門の広場に「一人の人のように」集まり(8:1)、神の言葉に耳を傾ける民。かれらは「悲しみ」ではなく「喜び」に招かれた。今日にあっては主イエス・キリストによって招かれる礼拝と重なる。われらは主にあって一つのからだとされ、神の言葉に聞く。この主イエスを喜ぶことこそ、われらの力の源だ。目下、低迷する経済からの脱却を目指して子育て一時給付金や全国旅行支援などが実施されるが、今後を支えるためにはクーポン等の「点」でなく、「線」の支援かそれ以上の「面」での支援対策が不可欠と言われる。神の恵みは一過性のものではない。恵みから恵みへと「線」でつながり、招く者を慈しみとまことの「面」で包んでいく。そこでわれらは、とこしえまで変わらない神の愛に取り囲まれていることに気付くのだ。喜びと力の源がここにある。(2022/10/30)
2022/10/30(日)礼拝講壇生花 by ISHIMARU