「だいじょうぶの小石」という話がある。ある人が病院でこれから手術を受けようとする人に、手のひらに入る小さな石を握らせてあげる。その小石には、「だいじょうぶ」と書いてあるので、それを受け取った人は、「手術はうまくいくんですね。」と喜ぶ。すると、「願い通りでなくても、どちらに転んでもだいじょうぶ。そういう小石なんですよ」と励ます話だ。2024年を目前に、これから何が待ち受けているかはわからない。けれども今年の労苦や痛みを無にせず、一切を良い方向へと働かせて恵みと栄誉を芽生えさせてくださる神が共におられる。絶望的な状況にあっても神の言葉が差し出される時、われらは常に希望へと招かれる。年が変わろうとも、変わることのない神の言葉を握って新年を迎えたい。そこには「希望」が刻印されている。(2023.12.31)